大学病院の小児科病棟へ入職し、様々なお子様やご家族様と出会いました。
お子様の基礎疾患の違いはありますが、お子様とご家族様の思いや悩み、生活スタイルの
変化などにも一緒に寄り添い支援を行なってきました。

そうした中で、重症心身障がい児のデイサービス及び小児の訪問看護の業務に従事するこ
とで病院という環境とは全く違う自宅や地域での生活状況を目の当たりにしました。
これまでの病院で関わってきた看護とは全く異なることに驚くとともに、在宅での看護というものに魅せられました。

病院では大きな選択や変化の際の身体及び心の支援が主となっていましたが、在宅で関わらせて頂く中でお子様やご家族様の生活の場は病院ではなく、ご自宅及び地域であることを強く感じました。
病院という環境は、あくまで生活の一部でしかないということを痛感し、その生活の場でそれぞれのお子様やご家族様の環境や思いに合わせたサポートを多職種と連携しながら行えることに喜びとやりがいを感じています。

私は、障がいはあくまでも個性の一つと考えています。その個性を多職種でサポートする
ことで、出来ることや経験を増やし、地域でお子様とご家族様が笑顔となり、やってみた
いことなど何事にも挑戦できるよう、これからも微力ながらサポートを続けていきたいと
思っています。